このサイトについて

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私たちのミッション


Our mission

意思決定支援とは

意思決定とは、複数の選択肢のなかから1つを選択することです。

例えば、無痛分娩と自然分娩のどちらかのどちらか1つを選択するという場面では、「薬を使うことで出産への影響があるのか」「どのようなメリットとリスクがあるのか」など思い浮かべると思います。そこではエビデンス(科学的根拠)に基づいた正しい情報に加えて、自身の嗜好や価値観を考慮した意思決定支援が大切となります。

意思決定エイドとは

2つ以上の選択肢についての最新のメリットとリスクに関するエビデンスのある情報を中立的に掲載したものです。また、自分の意向や価値観を大切にして、ご自身で納得して選択できるようにお手伝いするツールのことをいいます。本ホームページでの意思決定エイドは、これから妊娠・出産を迎える女性を対象に作成しています。

意思決定エイドの効果

意思決定エイドを使った人は使わなかった人と比べて、「自分で決められた人が増える」、「自分で決めたことに対する満足度が上がる」、「葛藤の得点が下がる」ことが研究にて報告されています*。しかし、妊娠・出産の時期を対象とした、意思決定エイドの開発はまだまだ少ない状況にあるため、開発が求められています。

*Stacey, D., Légaré, F., Lewis, K., Barry, M. J., Bennett, C. L., Eden, K. B., Holmes-Rovner, M., Llewellyn-Thomas, H., Lyddiatt, A., Thomson, R., & Trevena, L. (2017). Decision aids for people facing health treatment or screening decisions. The Cochrane database of systematic reviews, 4(4), CD001431. https://doi.org/10.1002/14651858.CD001431.pub5

意思決定エイドの構成

構成としては、Step1「納得して決めるための方法を知る」、STEP2「選択肢の特徴を知る」。STEP3「何を大切にして決めたいのか明確にする」、STEP4「決める」というプロセスで作成していることが多いです。メリットやリスクなどに用いる数的な情報については、ピクトグラムやグラフを用いて、誰もがみて理解しやすいように工夫しています。

サイトの企画・運営・編集

宍戸恵理(聖路加国際大学)
堀内成子(聖路加国際大学)

サイト作成のための研究助成金

本サイトは、以下の科学研究費補助金にて制作しています。

・若手研究 あなたらしい陣痛緩和法(無痛分娩)の意思決定エイド:Web相談システムの 検証(研究代表者:宍戸恵理、2021~2023年度)課題番号21K7401

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宍戸 恵理

Eri Shishido
シシドエリ

  • 所属機関:

    聖路加国際大学大学院 看護学研究科

  • 研究分野:

    助産学

  • 学歴:

    2017 – 2020 聖路加国際大学大学院 看護学研究科 博士後期課程
    2014 – 2017 聖路加国際大学大学院 看護学研究科 博士前期課程 社会人コース

  • 学位:

    看護学修士 (聖路加国際大学)
    看護学博士 (聖路加国際大学)

  • 経歴:

    2020/04 – 現在 聖路加国際大学 看護学研究科 助教
    2007/04 – 2020/03 国立研究開発法人国立成育医療研究センター 看護部 助産師

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